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普段使いできるウィッグを選ぶ際の6つのチェックポイント

ウィッグを普段から使い、オシャレを楽しみたい人は多いと思います。

しかし中には治療の一環や、コンプレックスのためにウィッグを普段使いしており、ウィッグを付けていることがバレたくないという方もいらっしゃいます。

そこで、自然にウィッグを着用する方法と、ウィッグ初心者の方にもわかりやすいように普段使いにおすすめのウィッグを選ぶためのポイントを紹介していきます。

1.ウィッグの髪の毛の素材

ウィッグを選ぶ際の基準として髪の毛の素材選びが、まず大事になります。

ウィッグの髪の毛は人の髪の毛を使用する人毛と、ポリエステル製のファイバーを使用する人工毛があります。

もちろん人毛のウィッグを使用することができれば、見た目も自然に見えて良いのですが価格が高く中々気軽には購入できないと思います。

そこでお手頃価格な人工毛のウィッグを検討する方が多いのですが、このファイバーの質が良ければ、ウィッグだと気づかれにくくなります。

どういうことかというと、人工毛は人毛に比べて、テカテカと光ってしまいます。

理由としては、人毛は毛の表面に小さいうろこ状のキューティクルと呼ばれるものがあり、凸凹していることで光を屈折させ反射のムラが起こります。

それに対し、人工毛は表面がつるつるしており光を均一に反射するのでテカテカと光って見えてしまうのです。

自然な人毛の髪に比べ、人工毛のウィッグは髪質のテカリが強くなってしまい不自然に見えてしまいやすいのでバレやすくなります。

しかし質の良い人工毛は、人工毛の素材がよかったり、表面加工が施されていることによりテカリが軽減される人工毛もあります。

テカテカの髪は不自然に見える原因になりますので、普段使い用のウィッグを購入する際には、人工毛がテカテカになっていないかどうかは十分に注意するようにしましょう。

特に、直射日光を浴びるとテカリやすかったりもするので、購入する際はしっかりと写真を確認したいですね。

一つ目安として、ウィッグの人工毛の質は値段に左右される傾向にあります。

安いものはそれなりの品質になりがちで、値段が高ければ高いほど、自然な雰囲気で普段使いできるウィッグが多くなるでしょう。

しかし最近のものは値段が安くても、いいものが増えてきていますのでそれほどの格差はないかと思います。

(値段はあくまでも目安なので、レビューなどでそのショップの毛材の評価などを確認することをおすすめします)

そのうえで、予算に合わせて、ファイバーの質と予算を天秤にかけ、バランスのよい妥協点を見つけることも重要です。

ウィッグがバレないのはあたりまえの最低条件と認識し、慎重に商品写真をチェックし、屋内写真屋外写真がそろっていない場合は注意して選ぶようにしましょう。

※実際に実物を目で確認することが一番ですが、ネット通販なではなかなか実物の確認が難しいので、しっかり写真の確認やレビューの確認を行いましょう。

特に気になるシーンの写真が少ない商品の場合は、慎重に検討してくださいね。

詳しくはこちらの「ウィッグのパーツ解説毛材」も合わせてご覧ください。

2.つむじ部分を重視

フルウィッグを使用する際には、必ず気をつけなくてはならないポイントがあります。

それは、つむじです。

ただ単につむじがあるだけでは不十分なので勘違いしてはいけません。

フルウィッグは分け目やつむじ部分を本物の頭皮のように見せることが重要になるのです。

そのため、最近のフルウィッグは人工頭皮がついているかどうかは要確認です。

最新の人工頭皮はまるで実際の地肌のようなクオリティのものも多く、1本1本丁寧に毛植えされていますので、ぱっと見では本物と見分けがつかない商品も増えており、ウィッグを自然に見せるためには、この毛生え部分のリアルさが重要になるのです。

(主に価格帯によって、使用されているつむじの素材やリアルさは大きく異なる場合があります)

つむじ部分の分け目は、主にI型つむじやO型つむじなどがあります。

この2パターンはウィッグのなかでもメジャーですが、より人のつむじに近いI型つむじをおすすめします。

もちろん、O型つむじがよくないというわけではなく、ヘアアレンジなどをおこなう場合はO型つむじの方がよかったりもします。

しかしアレンジなどをせず使用する場合でO型つむじのウィッグを検討する場合は、不自然なつむじではないか、よりしっかり確認することをおすすめします。

スキン部分は毛の量を減らして詰まり過ぎないような作りになっていることが多いです。

その結果、より本物に近い頭皮を表現することが可能になります。

つむじを手植えにすると、一本単位で縫い付けできるので、毛の流れが自然な流れにできるメリットがあることを覚えておきましょう。

詳しくは「ウィッグのパーツ解説つむじ」も合わせてご覧ください。

3.耐熱か非耐熱かにも注意する

ブラシ

ウィッグのファイバーが耐熱なのか、非耐熱なのかもチェックしたいポイントです。

もし耐熱のウィッグであれば、オシャレができる幅が広がります。

なぜなら、ドライヤー・ホットカラーやコテを使用して、自分の好みにアレンジできるからです。

カールやウェーブのあるウィッグで、巻き具合を変えられるのは大きなメリットといえます。

耐熱ウィッグが対応できる温度は商品によって違いますが、最大で180度ぐらいまでは耐えられると考えましょう。

(最大180度まで対応可能な場合でも、ウィッグの傷み防止のために120~130度程度での使用がおすすめです)

耐熱ファイバーと非耐熱ファイバー

人毛は見た目が地毛と同じなので自然で、耐熱性もそれなりに高く、ドライヤーをかけることも可能になっています。

デメリットとしては、セットが崩れやすかったり、乾きにくかったりするところです。

値段も高めの傾向にあります。

一方、人工毛ですが、耐熱性のものと非耐熱のものがあり、非耐熱の場合は耐熱温度に注意が必要です。

非耐熱のファイバーは少し熱を加えると、形状が崩れたり溶けたりしてしまいますので、ドライヤーやアイロンの使用も注意が必要です。

しかし、耐熱の人工毛であれば、最大で180度程度までの熱に耐えることができます。(対応温度について詳しくは商品情報をチェックしましょう)

この温度については商品によってことなりますが、これだけの耐熱性があれば、ほとんど日常生活に問題がないといえるでしょう。

ドライヤーやアイロンをかけたり、サウナに入ったりできます。

しかし耐熱性のファイバーでもあまりに高熱すぎるとファイバーが傷む恐れもあるので、120~130度程度での使用がおすすめです。

また、ドライヤーを使用するときには1点に集中して温風を当てるのはやめるようにしましょう。

切れ毛や体色などの劣化の原因となります。

あまり長時間使うのもよくありません。

髪から最低でも10cmぐらいは離し、バランスよく熱を散らしながら使うのがポイントです。

トリートメント効果のあるケア用品を使うことで劣化対策できることも覚えておきましょう。

耐熱性ファイバーはスタイルアレンジ可能

耐熱性ファイバーはアイロンやドライヤーを使用し熱を加えることでスタイルの調整が可能です。

熱が冷める際に形状を記憶するので、一度熱を加え調整したいスタイルで冷めるまでキープすれば簡単にスタイルの変更ができるので耐熱性ファイバーが便利です。

4.ウィッグのサイズ調整できるものを選ぶ

フルウィッグタイプだと、頭全体を覆いますので、着け心地が重要です。

締め付け具合や、大きさがジャストフィットすれば、長時間の装着が苦になりません。

ウィッグの種類によっては、キャップ部分にアジャスターが付いているものもあり多少の調節は可能で便利ですが、サイズがあまりにも合わないとズレやすかったり、締め付けがきつくてしんどくなってしまうので、事前にウィッグのサイズと自分の頭のサイズはチェックが必要です。

必ず購入の際はサイズのチェックも忘れないようにしましょう。

アジャスターの種類

アジャスターの種類は大きく分けると2タイプです。

ひとつ目はフックタイプです。

フックの差込位置を調整することでサイズ変更ができます。

フックを内側に差せば小さくなりますし、外側に差せば大きくなります。

ふたつ目はベルトタイプです。

ベルトタイプは洋服で使用するベルトと似たような感覚です。

紐を引っ張ることで、サイズを変えられます。

アジャスターで上手く調整できないときにはピンなどで固定する手段も考えてみましょう。

アジャスターは使い勝手がよいので、アジャスターさえあれば大きさはなんとかなるだろうと思われがちです。

しかし、アジャスターは基本的に襟足部分で調節するので、頭の上部があまったりするケースがあります。

繰り返しになりますが、過信するのではなく、必ず購入の際はサイズのチェックも忘れないようにしましょう。

また、ウィッグのキャップ部分に通気性や伸縮性があるかも併せて確認しておくといいでしょう。

(いくらサイズがぴったりであっても、蒸れてしまうようなウィッグでは普段使いするのがしんどくなるので)

5.疲れにくいウィッグであることが大切

ウィッグを被っていて、頭が重たいと感じるようなウィッグだと普段使いには向いていないので、できるだけ軽いウィッグをおすすめします。

量産型の低価格なウィッグより、ハンドメイドで作られる総手植えのウィッグは比較的軽いものが多く、伸縮性があり人気です。

例えば、下の表のように同じスタイルのウィッグでもハンドメイドとマシンメイドでその差がわかると思います。

ハンドメイド「天使の四季のボブ」 マシンメイド「四季のボブ

[su_table]

種類 重さ 伸縮性
ハンドメイド 約90g
マシンメイド 約114g

[/su_table]

ウィッグのなかで、フルウィッグは最も重たいタイプで、頭全体をすっぽりと覆うウィッグですので、毛量が多く、その分重たくなります。

髪の長さによって、ロング、ミディアム、ボブなど使い分けることが可能で、自分の頭を全て隠せるので、がらっとイメチェンできるのはメリットですが、着用時の負担がなるべく少なく済むように、自分の用途に合ったウィッグを選ぶようにしましょう。

もう少し疲れにくいウィッグにしたいのであれば、自分の用途に合うようなハーフウィッグやキューブウィッグ、トップカバーなども検討してみるといいかもしれません。

フルウィッグのような全体ではなく、部分的に装着するウィッグになるのでしめつけ感なども軽減されます。

さらに軽いものがよければ、ポイントウィッグでもよいかもしれません。

ポイントウィッグは前髪や襟足など、ワンポイントでオシャレをするためのものです。気軽に楽しめますが、大幅なイメチェンとまではいきませんが、用途によって使いわけることでイメチェンも可能ですので色々と試してみるのもいいかもしれません。

少しいつもと違う雰囲気にしたい時や、長さを出したい時は襟足エクステなどでプチイメチェンをお楽しみください。

6.ウィッグの毛の動きにも注目

自然なウィッグに見える要素として、毛の動きは重要なポイントのひとつとなります。

はね方やウェーブ・カールのかかり方が不自然なものは避けるべきです。

特にカールがついているタイプは、自然になっているかどうかをよくチェックするようにしましょう。

ファッション用など、イメチェンを目的としたウィッグでは、髪の動きが極端なスタイルも多いので注意するようにしましょう。

また、ウィッグのボリューム感があり過ぎて、毛の動きがもっさりしているウィッグもあります。

また、逆にてっぺんのボリュームが少なくペタンコなものもあるでしょう。

このようなケースでもウィッグをつけた状態で美容師にカットしてもらえれば、丁度よい毛の量に調整してもらえます。

しかし、それだとカット代などのメンテナンス費がかかるので、注意が必要です。

さらに、少し値段は高くなりますが、人毛タイプはナチュラルでこだわった製品が揃っています。

激安ウィッグも悪くはありませんが、より自然さを意識される場合は人毛のウィッグもおすすめです。

メーカーや使用頻度にもよるので一概には言えませんが、高価なウィッグは自然さだけではなく、激安ウィッグより長く使用することができるのでそのあたりも踏まえて一度検討してみるのもいいと思います。

最近では、人毛のウィッグなど高価な商品の場合試着できるサービスもよく見かけるので一度手に取って比較してみるのもいいかもしれませんね。

ウィッグネットで頭痛予防も意識する

長時間、ウィッグをつけていると頭が痛くなるケースがあります。

ウィッグ使用時の頭痛は、ウィッグを被るときの最大の悩みといっても過言ではありません。

こめかみを圧迫される痛みが続くようであれば、早急に対策をする必要があります。

ウィッグの頭痛対策として有効なのが、締め付けすぎないウィッグネットの着用です。

実際に試すと実感できますが、ウィッグを綺麗にかぶろうとすると、ウィッグネットで髪の毛をしっかりまとめる必要があります。

そのため人によってはどうしても強くネットを着用する必要が出てくる場合があります。

そのような場合は、自分の頭のサイズにあったアンダーキャップの着用や、髪の毛のまとめやすさに優れたストッキングタイプのウィッグネットがおすすめです。

適切なウィッグネットを使用すれば、締め付けが軽減され、頭痛から解放される可能性が高くなりますし、かぶる前には、ウィッグネットを何度か伸ばすようにしましょう。

多少緩くても問題はありません。

もちろん、ウィッグのサイズが小さいとどうしようもないので、柔らかな素材で伸縮性に優れたウィッグを選ぶか、適切なサイズもしくはサイズ調節できるウィッグを選びましょう。

ウィッグの伸縮性については、ウィッグに使用されているキャップによってかわってくるものの、低価格なマシンメイドのウィッグより、ハンドメイドで作られている総手植えウィッグが比較的伸縮性に優れています。

普段使いのウィッグは手入れも必須

ウィッグが長持ちするかどうかは日々のメンテナンス次第です。

しっかりとお手入れすればウィッグは長い期間使い続けることができます。

使用する前や後は必ずブラッシングするようにしましょう。

特にロングウィッグやカールウィッグは絡みやすいのでブラッシングは必須です。

また、洗い方に注意は必要ですが、ウィッグもシャンプーする必要があります。

何度もつけていると、臭いや汚れが気になってくるでしょう。

砂塵やホコリが付着することもあります。このような状態になったら、ウィッグを洗うようにしましょう。

ウィッグをシャンプーしてしまうと、カールやウェーブがとれてスタイルが崩れてしまうことが心配になる人は多いかもしれません。

確かに、これは製品によるので、絶対に大丈夫とは言い切れませんが、人工毛のウィッグは形状記憶が主流です。

少し洗ったぐらいでは問題ないものがほとんどだといえるでしょう。

ただ、人毛のものはスタイルが崩れてしまうので確認して判断しましょう。

また、絡みがひどいと感じたら、ウィッグ専用のオイルスプレーを使うようにしましょう。

絡みを減らし、ツヤのある美しいウィッグに戻す効果が期待できます。ブラシやコームはウィッグ専用のものを用意し、しっかりと梳かして整えましょう。

オンラインショップや店舗によっては、メンテナンスサービスと言ったものもあるので、自分で人毛を洗うのが怖いという方はそういったサービスを利用するのもいいでしょう。

カラーも抑えてより自然に

普段使いならより自然に見えるように、カラーの選択も重要になってきます。

例えば普段明るめのカラーが好みだとすれば、一色その色を選ぶよりプリン加工された色味の方がより自然に見えます。

カラーしてから数日経ったような感じがでるからです。

普段使いしやすいようこのようにカラー選択をする際にプリン加工施してあるかどうかも、確認してみてもいいかもしれません。

ヘアスタイルにも注目する

普段使うということで気を付けたのが、ヘアスタイルです。

もし会社や学校などで使う場合は、無難なボブスタイルやレイヤーの入った巻いていないスタイルを選ぶとより使いやすいと思います。

ボブやレイヤースタイルは毎日使っても内巻きだと変わらないスタイルなので、バレる心配もなく安心して使うことができます。

注意したいのが、巻き髪のスタイルなのですが、巻きが崩れずいいと思われますがいつも同じ巻きスタイルだと逆に不自然になってしまうからです。

ポイントを押さえて普段使いしやすいウィッグを選ぼう

ウィッグを普段使いしたいのであれば、なるべく自然なウィッグを見つけましょう!

安すぎるものは普段使いに向いていないケースが多いのも事実なので、質のよいウィッグを見分けるポイントを意識し、自分にあったウィッグをみつけてくださいね。

長い期間使うためには日々のメンテナンスも大事ですので継続的にお手入れをしながら、大切に使っていきましょう。

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